女であること

女は不要だ。

その一言で片付いてしまうような世界を生きてきて。

女である自分が許せなかったし、

女に生まれてきた自分が嫌いだった。

毎月やってくる生理。

自分が女であることを告げられているようで、

生理が来る度に精神不安定になる。

自分が自分を認めないと、自滅するだけなのに。

頭では分かっていても、受け入れられずに

時間ばかりが過ぎていく。