入院23日目

今日はこどもの日。

お昼ご飯はエビフライで、

ゼリーも出てきた。

晩ごはんは、

すき焼き風煮物。

美味しかった。

さて、

昨日医学部の話になったから、

今日は同級生の医学部受験の話題。

私の高校は田舎の進学校で、

当時は普通科と英語コースがあった。

普通科は2年生から、

理系と文系に分かれて、

理系は数学ⅢCが必要な人と、

数学ⅡBまでの人と授業が分かれる。

理系は化学が必修で、

生物か物理か選べる。

だから、看護師や栄養士を目指す人は、

理系の数学ⅡBまでの生物選択。

医学部や工学部を目指す人は、

数学ⅢCの物理選択と、

ハードな授業になる。

それは置いといて。

同級生で、

英語コースで医者になりたいと言う人がいた。

仮にA君とする。

英語コースは、

理科は生物か化学の選択で、

数学はⅡBまでしか習わない。

A君は、数学ⅡBまでで受験出来る、

私立大学の医学部を探して、

そこを目指すと言っていた。

国公立大学は、

数学ⅢCと化学物理が必須だから受験出来ない。

それで、A君は私立大学の受験に落ちて、

確か、北欧の大学に行った。

はじめの1年は外国人向けの、

英語の授業オンリー。

2年目から医学部の授業になる。

そこを中退して、

日本の看護専門学校に行ったと噂で聞いた。

その話を父にすると、

「受験は自分が受験出来る、

私立大学を探したんじゃろうね。」

と当時言っていた。

最近、またその話を父にすると、

「物理を習っていなくて、

数学ⅢCも習っていなくて、

受験出来る大学が日本にある?

それはちょっとねぇ…。」

という反応だった。

たった数年で、

ここまで反応が変わるとは。

A君とは中学の頃に塾が一緒で、

高校の時は予備校が一緒だった。

予備校の先生も、

「Aと話していると、頭が痛くなる。」

と言っていた。

他にもBさんは、

中学の頃から医者になりたいと言っていた。

でも成績は中学で、学年トップじゃなかった。

高校は普通科の理系に進んだ。

現役の時は大学受験に落ちた。

数年浪人して、

私立大学の薬学部に行った。

でも私立大学の薬学部は、

授業料が6年間で1200万円かかるし、

偏差値は一番上が慶應義塾大学で81。

下はボーダーフリーまである。

だから国家試験の合格率がバラバラ。

私立大学の薬学部は、

授業料が高いけど、

留年する人が多いと思う。

二人をみていて思ったのが、

中途半端に賢いとダメということ。

自分の学力を客観視出来ない。

無謀な夢を掲げて、

あきらめられない。

身を滅ぼさないように

気を付けよう。