親子

「兄が欲しかった。

そうすれば俺は自由だったのに。」

先月末の弟のセリフ。

自分が女だったら良かったと、

自分を否定するセリフを言っていないから

少し安心している。

自分の性別を否定する事は、

自分自身の存在を否定する事だから。

でも、娘を平気で簡単に

養子縁組させようとする親だよ?

血縁関係のないおじいさんへの

妹の養子縁組の話がまとまったら、

その次は私を養子縁組させようとした親。

弟が次男だったとしても、

跡取りがいない所に行かせて、

継がせるんじゃないかな。

結局、私たちの親にとって、

子どもはそんなもの。

親が決めた高校に行って、

親が決めた大学に行って、

親の敷いたレールを歩きなさい。

子どもの夢を応援するとか、

これっぽっちも考えていない。

だから無気力になる。

自分の意志で選択して

自分の人生を生きていないから。

自分の心を無視して、

親に従って生きて、

何になるんだろうか。

子どもは親の駒ではない。